奨学金の返済がきつい!支払いに悩む人への救済制度について。

奨学金の返済がキツイ!そんなとき使える救済制度があるってホント? コラム

日本学生支援機構がおこなう調査によると、現在、50%近い学生が奨学金を借りて大学や専門学校に通っていることをご存知でしょうか。

2人に1人の学生が高校を卒業してすぐに奨学金という借金をしているということになります。

学校に通っている最中は「お金を借りている」という実感はほとんどありませんが、実際に社会にでて返済が始まると、借金をして学校に通っていたんだという実感は湧いてくると思います。同時に、借りた奨学金の額と返済期間の長さに焦りと不安を覚える人は多いのではないでしょうか。

そして月数万円の返済は、年齢を重ね、家族ができ、子どもができ、背負うものが増えれば増えるほど、じわじわと重荷になってきます。

今回は奨学金の返済がきつい状況になったときにできる対処方法を体験談も交えてご紹介していきたいと思います。

これから奨学金について検討されている方にもぜひ読んでいただきたい記事です。

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【体験談】奨学金の返済は正直きつい

奨学金の返済は正直キツイ

まずはこの記事を書かせて頂いている私自身も奨学金を借りて大学に通っていました。

借りた奨学金の総額は416万円。毎月平均8.6万円ほどの金額を借りていたことになります。

現在、毎月19,547円を返済し、残り270万円程まで返済をしました。完済にはまだまだ長い道のりが待っています。

400万円以上の奨学金の返済は、正直めちゃくちゃキツいです。

※毎月約2万円となると、200ヶ月=16年8ヶ月かかる計算です。

▶︎奨学金を含めた600万円の借金返済についての記事はこちら

奨学金の月数万の返済が苦しい

400万円近い奨学金を借りて思うことは、大きなハンデを背負ったなということ。

奨学金を借りることは人生において大きなハンデを背負うと言っても過言ではないと思います。

数百万円の借金を背負っている状態で社会人生活のスタート。

独身時代は返済額に対しておそらくそんなに負担は感じないでしょう。しかし、年齢を重ねれば重ねるほど、この月数万円の返済はボディブローのようにだんだんと重くのしかかってきます。

結婚をする。子どもが生まれる。車を買う。家を買う。転職をする。など、節目節目で生活を一変させるようなタイミングでは、必ずと言っていいほど出費も増える傾向にあります。

カーローン、住宅ローン、子どもの養育費や教育費など、支払わなけれならないものが増えれば増えるほど、この奨学金の月数万の返済がすごく重たくなってきます。

奨学金があるから、車が買えない。マイホームが買えないとなると、周りの友人などの生活レベルにおいてかれてしまい焦りや不安を感じるようになってしまいます。

奨学金を借りるということは、このようにハンデを背負うのと同じ意味あることを分かっていただけたでしょうか。

奨学金の基本『給付型』と『貸与(たいよ)型』

奨学金には『給付型』と『貸与型』の2つのタイプがあります。

奨学金と言っても実は様々な種類があります。ここからは奨学金の基本事項について少しお話をしていきます。

主に、奨学金には『給付型』と『貸与(たいよ)型』の2つのタイプがあります。

『給付型』の奨学金は文字通り給付されるもので、返済の必要がありません。給付型の奨学金を取得するには、経済的な状況だけでなく、学業面での優秀な成果が必要となってくるケースが多いです。

もう一方の『貸与型』は、返済の必要がある奨学金です。この貸与型には2つのタイプがあり、1つは利息がかからないタイプ。もう1つは利息のかかるタイプです。(第二種奨学金と呼ばれています。)

無利息での貸与型には給付型と同じく審査のハードルが高く設定されています。なので、多くの学生が審査の基準が比較的低い、利息ありの第二種奨学金を借りているケースが大半となってきます。

奨学金のポイント

奨学金には『給付型』と『貸与型』の2タイプがある。
『貸与型』にはさらに2タイプがある。

●給付型 →返済の必要なし

●貸与型 →返済の義務あり
→利息がない
→利息がある(第二種奨学金)

奨学金を借りると月々の返済はいくらになるのか

実際に奨学金を借りると月々の返済はいくらになるのでしょうか。

『貸与型』の利息のかかるタイプ。第二種奨学金のケースで見ていきたいと思います。

まず、第二種奨学金にかかってくる利息の金利は0.1~3.0%と設定されており、この利率はいわゆるローンの金利の中では圧倒的に低く設定されています。

ちなみにですが、労働者福祉中央協議会『「奨学金や教育費負担に関する アンケート調査」 調査結果の要約』調査によると、奨学金を借りている人の、借入総額の平均は3,243,000円毎月の平均返済額は16,880円との発表がでています。かなり平均値が高い印象を受けました。

労働者福祉中央協議会『「奨学金や教育費負担に関する アンケート調査」 調査結果の要約』/2019年調べ
奨学金とその他ローンの金利比較
  • 奨学金:0.01~3.00%
  • 住宅ローン:1.34~2.24%
  • カードローン:1.50~18.00%
(大手銀行のカードローンの金利:三井住友銀行4~14.5%、みずほ銀行が1.5~14%、三菱UFJ銀行が1.8〜14.6%)

【毎月借りた金額別】返済額シュミレーション

今回、返済額を出すにあたって参考にしたのが、こちらの日本学生支援機構の進学シュミレーターです。返済額を今すぐ知りたい方はコチラをどうぞ。

それぞれ毎月の借入を、3万、5万、8万、10万のケース別で確認をしていきたいと思います。

【case.1】4年間、毎月3万円借りたパターン

借入総額:1,440,000 円

返済総額:1,623,889 円

返済回数:240回

毎月の返済額:6,766 円

【case.2】4年間、毎月5万円借りたパターン

借入総額:2,400,000 円

返済総額:2,706,554 円

返済回数:240回

毎月の返済額:11,277 円

【case.3】4年間、毎月8万円借りたパターン

借入総額:3,840,000 円

返済総額:4,330,575 円

返済回数:240回

毎月の返済額:18,043 円

【case.4】4年間、毎月10万円借りたパターン

借入総額:4,800,000 円

返済総額:5,413,257 円

返済回数:240回

毎月の返済額:22,554 円

いかがでしたでしょうか。月の借入が5万円以上になると、毎月の返済額も1万の大台に乗ってきます。負担はとても大きそうです。

このように借りた金額によっては月々の返済額はまちまちですが、1万円を超えたあたりから、すごく負担になってきそうなイメージがします。

次の章からは、もし負担に耐えきれず返済ができなくなってしまいそうな時の対応法をお伝えしていきます。

奨学金の返済がきつくても絶対にしてはイケないこと

絶対にしてはいけないこと

奨学金の引き落とし日にお金が用意できなかったという経験はありますでしょうか。

私は数度、引落しにお金の準備が間に合わなかった経験があります。その際は、借入先の日本学生支援機構から電話が入り、状況確認と次月の引き落とし日に2ヵ月分、まとめて支払いをするよう指示があります。

このような支払いが厳しい状況で一番してはいけないことが『放置』。つまり、そのままにしておくことです。日本学生支援機構からの電話に出ず、未払いのまま放っておく。そうすると一体どうなるのか。

奨学金を未払いのまま放置すると

もし、このまま未払いを放置し続けるとどうなるのか。

まず、3回以上(3ヵ月以上)遅延を続けると個人信用情報機関に支払い遅延の情報が登録されます。個人信用情報機関に登録されるという事は、つまり個人信用情報がブラックになるという事です。
個人信用情報がブラックになると、住宅ローンやカーローン、クレジットカード作成の審査が通らなくなります。そして、この情報は一度登録されると、最低5年は遅延情報が残り続けてしまいます。つまり、一度ブラックになってしまうと5年は家や車の購入、クレジットの作成ができないということです。

また、4回以上(4カ月以上)遅延が続くと、債権回収会社から本人と併せて連帯保証人や保証人に対して督促が行われるようになります。返済が難しい場合は、そのままにしておくのではなく、両親や家族に相談をするなど、早めに対応策を考えることが重要です。

対応策の方法の一つに、返済の負担を軽減したり、一定期間の返済をストップできる制度なども用意されています。手遅れになる前に早めにこのような制度を利用するなどして対策を講じるようにしましょう。

【必見!】奨学金の返済がキツイときに使える制度

実は私も転職したての際に年収が300万円を下ってしまい、返還期限猶予制度』を1年間利用しました。1年間、返済をストップできたので、非常に助りました。

奨学金には、どうしても返済が難しい人に向けた救済制度があります。条件を満たしていれば誰でも使える制度です。

そのような制度なのか確認をしてみましょう。

減額返還制度

①減額返還制度:一定期間、当初約束した返済月額を減額して返済していく方法当初の割賦金を2分の1または3分の1に減額することができます。猶予期間は1年間です。あくまで期間限定の減額なので、元本が減るという制度ではありませんので減額した分、返済期間が延びることとなります。

また、審査には基準があります。適用収入条件は、給与所得の人は年間収入金額が325万円以下、給与所得以外の所得がある人は年間所得金額が225万円以下が制度を利用できる適応条件です。

返還期限猶予制度

②返還期限猶予制度:承認された期間、済を猶予してくれる制度です。適用期間が終わった後は返済が再開されます。猶予になった期間分、返済終了年月も後ろ倒しになります。返済が免除になるわけではないです。

また、審査には基準があります。適用収入条件は、給与所得の人は年間収入金額が300万円以下、給与所得以外の所得がある人は年間所得金額が200万円以下が制度を利用できる適応条件です。

どちらもですが、申請の段階ですでに返済に遅延がでている人は利用ができません。手遅れになる前に申請をしておく必要があります。

奨学金の返済についてネット民の声

返済がキツイ…とならないように、奨学金を借りる前に考えるコト

奨学金を借りる前に考えるコト

ここまで奨学金の返済について述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。

奨学金のおかげで行きたい学校にいけるメリットと同時に、長い将来にわたって大きな借金を抱えるというハンデを抱えるということも分かっていただけましたでしょうか。

それを踏まえて、奨学金を借りる前に知っておいてほしいことがあります。これは奨学金を利用して進学をさせることを考えている、親からお子さんにしっかりと伝えてほしいことでもあります。

進学前に親から子へ伝えてほしいコト

1つ目は、奨学金は借金であり、「借りたお金は絶対に返さなければいけない」という事です。

ここから通う学校は、あなた自身がお金を借りてまで行こうとしている学校だということをしっかりとお子さんに伝えてほしいと思います。

2つ目は、大学卒業後は「最長20年間の返済義務」が待っているということです。

これに併せて伝えてほしいことは、月数万円の返済を20年間毎月していくのはすごく大変なことで、時には大きなハンデになるかもしれない。という事をしっかりと伝えてほしいと思います。

これらを進学前にしっかりと伝えることで、お金を借りてまで通う学校で自分がするべきこと。やるべきことを考えるひとつのきっかけになるかもしれません。

せっかく大金をはたいてまで通う学校です。有意義な時間にしてほしいではないですか。
それでは最後に、返済プランの話を少々いたします。

無理な繰上返済は絶対にしない。

奨学金は他のローンに比べて利率が圧倒的に低く設定されています。

借金を早くなくしたい気持ちは理解できますが、貯蓄をすべて返済に回すことはお勧めできません。奨学金を繰上返済をして、余裕がなくなり、別のカードローンなどで借入をしてしまっては、奨学金より確実に高い金利でお金をかりることになり、結局繰り上げ返済をしたお金が台無しになってしまいます。

返済にする際は、手元にしっかりと余裕を残したた上での繰り上げ返済をするようにしてください。

余裕を持った返済プランを計画して、しっかりと奨学金の返済をしていきましょう。

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